意外と簡単、室内で観葉植物を元気に育てる方法

意外と簡単、室内で観葉植物を元気に育てる方法
意外と簡単、室内で観葉植物を元気に育てる方法

おしゃれな部屋には必ずといっていいほど置いてある観葉植物。皆さんも一度は育てたことがあるのではないでしょうか。

でも育ててみると意外と元気な状態を保つのが難しいんです。「サボテンは水やりが必要なく育てるのが簡単だ!」といった間違いを信じ込み、すぐに枯らしてしまう人をたくさん見てきました。

本記事では植物の栽培場でアルバイトをしたこともある私が、室内で観葉植物を元気に育てる方法をお教えします。観葉植物を元気に育てて、おしゃれに部屋を演出しましょう。

観葉植物の成長に必要な5大要素

観葉植物の成長に必要な5大要素

植物の成長には光合成が不可欠です。光合成の仕組みは次の通り。小学校で皆さんも習ったことがあると思います。

二酸化炭素+水+光エネルギー→ブドウ糖+酸素

ブドウ糖は植物の栄養のようなものなので、光エネルギーを使い、二酸化炭素と水から成長に必要な栄養を作り出しているということになります。では早速、植物の成長に必要な5つの要素をみていきましょう。

1 適度な風通し

光合成に必要な二酸化炭素は空気中に含まれているので、もちろん空気がないと植物は成長しません。でも実は空気だけでなく、風の流れもとても大切なんです。

風通しが悪いと、害虫が付きやすくなったり、用土が乾かずに根腐れを起こしたり、葉焼けを起こしたりと、様々な悪い影響が出てきます。

2 適切な水やり

光合成には水が必要なので、植物の成長には水が不可欠です。ただし、用土の乾きにくい室内では、水をあげすぎると根腐れの原因になるため注意が必要です。

3 適度な太陽光

光合成には太陽光が必要なので、真っ暗な場所では植物は成長しません。ただし、あまりに強すぎる太陽光では葉焼けを起こしたり、植物自体が腐ってしまったりするため注意が必要です。

4 水はけの良い用土

植物は土に根が入り込むことで支えられています。そして根から水分や栄養素を吸収することで幹を太くしたり花を咲かせたりします。

根が伸びやすく、しかし根腐れは起こしにくい、水はけのよい用土が最適です。

5 適度な肥料

植物は光合成でブドウ糖(栄養素)を作り出しますが、この栄養素とは別に、茎や幹を太くしたり花を咲かせるためには、根からチッ素、リン酸、カリなどの化学肥料を吸収する必要があります。

室内で観葉植物を育てる際のよくある間違い

室内で観葉植物を育てる際のよくある間違い

次に、初心者の方が勘違いをしやすい間違った育て方を3つ見ていきたいと思います。

毎日水をあげる

室内の観葉植物を枯らせてしまう1番の原因として、水のやりすぎによる根腐れが挙げられます。実は観葉植物は少しくらい水が切れてもすぐに枯れることはないのですが、逆に水のあげすぎで根腐れを起こすと一発でアウトです。

観葉植物を初めて育てると可愛がって毎日水をあげたくなるものですが、そこはぐっと我慢をしましょう。

屋外で育てる場合には太陽光や風によってすぐに用土が乾くため、夏場は毎日の水やりでも問題ないのですが、室内は皆さんが思っているよりもずっと用土の乾きが遅いです。

根腐れを起こすと幹がしわしわになり、次第に植物全体が腐ってお亡くなりになります。また、底穴が空いていない排水ができないガラスケースなどに植えるものやめましょう。

大きすぎる鉢に植える

根腐れを引き起こす別の原因としては、植物の大きさに対して大きすぎる鉢に植えてしまっているケースが挙げられます。大きすぎる鉢に植えると、根から吸い上げる水分よりも土の蓄えている水分の方が多く、なかなか用土が乾きません。

地上部の大きさではなく、根の大きさをイメージして植え付けをしましょう。私はこのくらいのバランスで植え付けをしています。

徒長を成長だと勘違いする

植物を室内で育てていると、茎や葉がひょろひょろと伸びる徒長という現象が起こることがあります。細長く伸びるため、一見するとすくすくと成長しているように見えるのですが、徒長が起きると病気や害虫に対する抵抗力が弱まってしまいます。

日照不足や風通しが悪いと徒長が起きてしまうため、室内でも日当たりと風通しには十分注意を払って育てる必要があります。

元気に育てるため必要なこと

元気に育てるために必要なこと

植物の成長には以下の5つが大切だと説明をしましたが、最後に具体的にどのように対処をすればよいのか解説していきます。

  • 適度な風通し
  • 適切な水やり
  • 適度な太陽光
  • 水はけの良い用土
  • 適度な肥料

適度な風通し→サーキュレーター

風通しのためには窓を開けておくのが一番ですが、仕事や学校に行く日中は開けっぱなしにしておくのは難しいですよね。そんな時に活躍するのがサーキュレーターです。

こんな感じで、植物に向かって弱めの風を当てておくことで葉焼けや蒸れによる腐り、徒長などを防ぐことが出来ます。

おすすめなのが、電気代が安くて動作音の静かなDCモーター搭載で、朝つけて夕方に消える10時間ほどのタイマー機能がある機種です。また、毎日長時間運転することになるので、モーターの保証期間が長いものがベストです。

以前は安価なものを使用していたのですが、すぐに壊れてしまったためきちんとしたメーカーのものを再度購入しました。

私が使用しているのはアメリカのVornadoというメーカの5303DC-JPという機種。DCモーター搭載で電気代は一日中つけていても10円ほど。しかも製品登録をすれば10年間の保証が受けられます。風量はなんと99段階で、私はいつも風量20で使用しています。白色のシンプルなデザインなのも良いですね。

適切な水やり→下から水が出るまでたっぷりと

根腐れを起こさない水やりのポイントは以下の3つ。

  • 鉢内の用土が完全に乾いてから水をあげる
  • 水をあげる時は鉢底から水が出るまでたっぷりと
  • 鉢皿に水はためない

鉢を持ち上げて軽くなっていたり、用土に竹串を指して濡れていなかったら水やりのサインです。そして水をあげる時は少しではなく、鉢底から水が出るまでたっぷりとあげましょう。そうすることで用土内の古い水を押し流すことができ、用土内に新鮮な空気を送り込むことが出来ます。

室内で育てていると水を捨てるのが億劫で鉢皿に水をためたままにしている人をよく見かけますが、これも根腐れの原因になるため必ず溜まった水は毎回捨てましょう。

私はTHORというアメリカのメーカーのバケツを使い、毎回鉢底から水が出るまで水をあげています。大きなロゴが印象的で、インテリアとしても使えるのでおすすめです。

適度な太陽光→南向きの窓際に置く

これは部屋の構造にもよるのですが、元気に植物を育てたい場合には日がよく当たる南向きの窓際に置きましょう。ただし、気温が30℃を越えるような真夏は葉焼けや蒸れによる腐りなどには十分注意しましょう。

私んな感じで、小さい植物は窓際にトレーを置いて並べています。このトレーは特注品で、溶融亜鉛メッキで腐食に強くサイズも自由に選べます。詳細を知りたい方はコメントください。

水はけの良い用土→市販の用土は使わない

室内で植物を育てる場合には、屋外に比べて用土の乾きが遅いため、普通の用土よりも水はけの良い用土を使うと根腐れ防止になります。

ただ、一般的に売られている観葉植物の土は水はけが悪いことが多いです。また腐葉土が含まれていることがあり、風通しの悪い室内で植物を育てる場合には腐葉土はコバエの発生源となるため使用をしない方が安全です。

そこでちょっと手間はかかりますが、自分で水はけの良い用土を配合するのがおすすめです、私は赤玉土、鹿沼土、軽石、アク抜きをしたココチップの4種類を混ぜたものを利用しています。

ただし私の部屋にはバルコニーが無いため全て室内で作業をしています。デザイナーズマンションではバルコニーが無い部屋が多いですよね。

これは先ほどご紹介したTHORのコンテナバージョン。用土を混ぜ、作り置きしてそのまま保管しています。用土の保管用と植え替える時用の2つを利用しています。深すぎず浅すぎず、適度な深さのある53Lタイプがおすすめです。

ちなみに用土を混ぜる時は、必ずふるいを使って微塵を取り除くようにしましょう。微塵が含まれると水はけが悪くなります。きちんと微塵を取り除くとこんな感じの粒が揃った用土ができます。

適度な肥料→成長期だけにあげる

「植物が元気がないので肥料をあげた」という人がよくいますが、観葉植物の元気がない原因は十中八九上で述べた4つが原因です。そのため、例えば根腐れを起こしていたり、光が足りていなくて弱っている植物に肥料をあげても何の改善策にもなりません。

肥料は元気な植物の成長期に適切な量をあげることで、すくすくと育てる手助けをしてくれるものです。一般的な観葉植物は春から夏に成長し、冬は休眠期に入ります。そのため春から夏に一定量を与え、冬は基本的には与えないようにしましょう。

ただ肥料をあげるタイミングは初心者には分かりづらいので、慣れない内は用土に混ぜてじわじわ効果を発揮する粒状のものがおすすめです。私はマグアンプの中粒を用土に混ぜて使用しています。

まとめ

いかがでしたか。良かれと思ってしていたことが、意外と植物にとっては良くないことが多いんです。また風通しや用土の水はけの大切さに気付いていない方も多い印象です。よく言われるのは、「植物の健康は根を見れば分かる」ということ。葉や幹の成長ばかりに気を取られがちですが、植物を支える根の健康状態を確認する事が重要です。

観葉植物を枯れせてしまう原因は根腐れが一番多いので、この記事の内容がちょっと難しかったという方は、まずは根腐れをしない事だけに注意して育ててみるのもいいかもしれません。

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