
私はバルコニーの無いワンルームに住んでいるのですが、洗濯物を干す時は上の写真のようなニトリで購入した物干しスタンドを使用していました。
ただ、この物干しラックには次のような欠点があるんです。
- インテリアとしてかっこ良くない。
- 意外と場所をとる。
折り畳み式ではあるんですが、週に数回は洗濯をするので結局は部屋に置きっぱなしになってしまい見た目が良くなく、また意外と幅があるので置き場所にも悩んでいました。
そこで今回はピーコン穴を利用して、かっこ良い、そして場所をとらない物干しラックを作ってみたいと思います。
ピーコン穴とは

ピーコン穴とは、上の写真のようなコンクリート打放しに開いている穴のことです。この穴にはネジが付いていて、このネジを利用することでフックや棚を取り付けることが出来ます。
ピーコン穴についてもっと詳しく知りたいという方は、以下の過去記事をご覧ください。ピーコン穴に取り付けることができるピーコンフックなどについても解説しています。
》ピーコンフックの使い方【賃貸でも壁面をおしゃれにアレンジ】
物干しラックを作るために必要なもの

ピーコン穴を利用して物干しラックを作るために必要なものは以下の通りです。私は全て東急ハンズで購入しました。
- 高ナット(W5/16 40mm)×2→約300円
- 長ネジ(W5/16 285mm)×2→約300円
- アイナット(W5/16)×2→約600円
- 黒竹(90mm)×1→約220円
合計:約1,420円
なんと合計1,500円以下で全て揃えることが出来ました。それぞれのパーツを詳しく見ていきましょう。
高ナット

両側にネジ穴が開いていて、ピーコン穴のネジと長ネジのネジを接続するために使用します。長さが20mmなどの短いものもありますが、短すぎると強度不足になるため40mmのものがおすすめです。
長ネジ

物干しラックの奥行きを作るために、高ナットに取り付ける腕の部分です。ハンガーを掛けるためには奥行きが30cmほどあるとちょうどいいので、既製品の285mmのものがおすすめです。
アイナット

物干しラックのポールを通すために長ネジに取り付けるパーツです。
黒竹

物干しラックのポールとして使います。木製の丸棒やステンレスのポールでも良いのですが、私は軽くて丈夫な竹にしてみました。特に黒竹は色が濃いので和風な感じが出にくく、コンクリート打放しの壁とデザイン的にも調和してくれそうです。
物干しラックの組み立て

パーツを組み立てるとこんな感じになります。組み立てると言ってもくるくる回してネジをとめアイナットに黒竹を通すだけなので、工具も要らず、5分ほどで完成しました。鉄のパーツと黒竹の組み合わせがかっこ良く、なんとも言えない浮遊感があります。
ちなみにピーコン穴とピーコン穴の間隔は60cmなので、黒竹は少し余裕を持たせた長さで90cmのものを使用しています。

洗濯物を干すとこんな感じになります。洗濯物を干しているだけなのに、アパレルショップのディスプレイに見えなくもないのではないでしょうか。
また、かっこ良いだけでなく、床置きではなく壁から張り出している形になるので、物干しラックの下のスペースを有効活用することが出来ます。

ハンガーも統一して、ニトリや無印良品で売っているアルミ製のシンプルなものにしてみました。耐荷重もそれなりにあるので、重いコートを何着も掛けるような使い方をしなければ全然問題がなさそうです。
まとめ
いかがでしたか。室内で洗濯物を干すときに大活躍する物干しラックですが、既製品だとどうしてもデザイン的にかっこ良いものが見つからないですよね。そんな時は、ピーコン穴を利用して物干しラックをDIYで作ってみましょう。今回はポールとして黒竹を使いましたが、明るい色の木材を使ったり、ステンレス製の棒を使ったりすると、また違う印象の自分だけの物干しラックを作ることが出来ます。