tern SURGE UNOを購入しました【購入後レビュー】

tern SURGE UNOを購入しました【購入後レビュー】
tern SURGE UNOを購入しました

私は都内のデザイナーズマンションに住んでいるのですが、以前の記事で書いた通り、他の住民の方が高確率でロードバイクやクロスバイクを所有していることに気づきました。

》デザイナーズマンションにはどんな人が住んでいる?

どうしてかな〜と考えてみると、都内では自転車があった方が圧倒的に生活の質が上がることに気づきました。今回はその理由を解説するとともに、私が悩みに悩んで選んだtern SURGE UNOについてレビューをしたいと思います。

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都内に住んでいるなら自転車を買うべき

都内に住んでいるなら自転車を買うべき

まず初めに声を大にして言いたいのは、都内に住んでいるなら今すぐにでも自転車を買うべきだということです。その理由は次の2つです。

  • 30分〜1時間で色々なところに出かけられる。
  • 適度な有酸素運動になる。

それぞれ詳しくみていきましょう。

30分〜1時間で色々なところに出かけられる

クロスバイクの平均速度は時速20kmだと言われています。都内は信号が多いので、信号待ちなどの時間も考慮して今回は時速15kmで考えてみます。時速15kmだと30分で7.5km、1時間だと15km移動ができる計算になります。苦にならない程度の30分〜1時間のライドで、7.5km〜15kmも移動ができるんですね。

東京の最大の特徴は、ショップや施設が一定の距離の中にギュッと詰まっていることだと思います。例えば渋谷区に住んでいると仮定した場合、7.5km圏内と15km圏内は以下の地図のようになります。かなり広範囲をカバーしていることが分かると思います。

30分で行ける場所(7.5km圏内)

  • 東京駅
  • 新宿駅
  • 自由が丘駅

東京駅では皇居を観光したり、新宿駅では買い物をしたり、自由が丘駅ではおしゃれなショップ巡りをすることが出来ます。

1時間で行ける場所(15km圏内)

  • 浅草
  • 葛西臨海公園
  • 多摩川

浅草で下町気分を味わったり、葛西臨海公園で水族館を楽しんだり、多摩川沿いをサイクリングすることが出来ます。

このように都内では自転車があれば、気軽に簡単に色々な場所へ行くことが出来ます。ちょっとした小旅行気分が味わえますね。

適度な有酸素運動になる

二つ目のメリットは、楽しく有酸素運動をすることが出来ることです。都心生活者は運動不足になりがちですが、自転車を漕ぐことで有酸素運動になります。1時間の消費カロリーは以下の通りです。

  • 自転車:約430kcal
  • ジョギング:約440kcal
  • ウォーキング約300kcal
  • 水泳:約520kcal

意外かもしれませんが、自転車の消費カロリーはジョギングとほぼ変わらないんですね。しかも自転車はジョギングに比べて膝への負担も軽いので、普段運動をしていない人にとっても負荷が少ないためオススメです。何よりジムに行って淡々と走るりも、景色の変化を楽しみながら運動ができ、目的地へもたどり着けるため、楽しみながら運動ができるのが最大の特徴です。「ダイエット目的で運動を始めたけど長続きしなかった」というような人でも安心ですね。

tern SURGE UNOに決めた理由

tern SURGE UNOに決めた理由

SURGE UNOはternという自転車メーカーが2018年に発売したモデルで、ROJI BIKESというカテゴリーに分類されているミニベロです。ROJI BIKESはternが日本のデザインチームのkitt designとコラボして生み出した自転車で、都市生活で利便性が高いクロスバイクやミニベロをストリートのデザインに落とし込んだ物です。上の写真のように、ミニベロでありながら風を切り裂くようなエアロフレームが特徴的です。

SURGE UNOの特徴をまとめると以下の通りになります。

  • ミニベロ
  • エアロフレーム
  • シングルスピード

それぞれに私がこの自転車を選んだ理由がありますので、詳しく解説していきたいと思います。

ミニベロ

ミニベロとは小径車のことで、一般的な自転車よりも小さな20インチのホイールがついています。小さなタイヤなので最大速度は落ちますが、小回りが利き、保管場所を選ばないのが特徴です。

都心は道が狭いので小回りが利く方が良いことと、室内で保管をしたかったので場所を取らないミニベロを選びました。

ちなみにSURGE UNOの室内保管には、ギザプロダクツのディスプレイスタンドがデザイン的にも似合うのでおすすめです。

エアロフレーム

エアロフレームとは「エアロ=空気性能」を向上させたモデルで、フレームの前面の面積が狭く、前後の幅が広いのが特徴です。ただ、私は空気性能というよりも、ストリートに似合うかどうかというデザイン面だけでエアロフレームを選びました。これは完全に好みの問題なので、下のような鉄素材のクロモリのフレームが好きな方もいると思います。

シングルスピード

シングルスピードとはギアが「シングル」、つまり1段だけという意味で、変速機がついていない自転車のことです。ternには変速機がついているSURGEというモデルもあるのですが、私は買うなら変速機がないSURGE UNOと決めていました。変速機がないため上り坂には弱いのですが、以下のメリットの方が大きいと考えたからです。

  • 見た目がスタイリッシュ
  • 変速機が壊れる心配がないのでメンテナンス性が良い
  • 変速機がないので比較的割安
  • 狭い道で物や人に変速機がぶつかることが無い

意外と需要なのが4つ目で、変速機はギアに飛び出るように設置されているため、都内の狭い道だと物や人にぶつかったりする危険性があります。特に人とぶつかると相手を怪我させてしまう心配もあるので、アップダウンの少ない街乗りぐらいならシングルスピードで十分だと判断しました。

スペック

スペック

フレームとフォーク

フレームとフォーク

フレームとフォークはtern×Kitt designのオリジナルのエアロフレームです。フレームのサイズは50で、公式サイトでは身長が165cm〜175cmの人に適していると説明があります。私は身長が170cmちょっとなのですが、丁度良いサイズ感でした。

フレームには大きくternのロゴがデザインされています。実はこのロゴはリフレクティブデカールになっていて、夜に車のライトなどが当たると光るようになっています。大きなロゴですがデザインの問題なのか色味の問題なのか、意外と主張しすぎずにフレームに馴染んでいる感じが良いですね。

トップチューブにもリフレクティブデカールでプロダクト名が記載されています。ちなみに色はマットブラックという艶消しの黒色を選びました。毎年限定色も発売されていて、2021年はブラスというメタリックブラウンがラインナップされています。ただ、SURGE UNOなら断然マットブラックがかっこいいと思います。

ネジ穴もあるのでボトルケージなども取り付けることが出来ます。

ハンドルとステム

ハンドルとステム

ハンドルはKittカスタムのø25.4mmブルホーンハンドル。ブルホーンハンドルっていかにも「走るぞ!」って感じがしてかっこ良いですよね。ブレーキはフラットバーの位置についています。

ステムはノーブランド品です。

ブレーキ

ブレーキ

ブレーキもノーブランド品。この辺は価格帯を考えればしょうがないですね。

クランクセット

クランクセットはKittカスタム。肉抜きがされていない黒い無骨なデザインです。フレームにはKitt designのロゴがあります。

サドルとシートポスト

サドルはKittカスタム。結構かた目の座り心地です。シートポストはノーブランド。リアリフレクターも付属しますが、デザインが微妙なので取り替え予定です。

ペダル

ペダル

ペダルはwellgo C128DJと記載がありますが、三ヶ島のペダルに交換しようと思っています。

ホイール

ホイール

ホイールはKittカスタムの451サイズのもの。ちなみにKitt designからはカーボン製のバトンホイールも発売されていて、前輪だけでもバトンホイールにするとエアロフレームのかっこ良さが際立つと思います。

出典:tern bicycles japan official blog

空気バルブは仏式なので、ママチャリなどで使用する英式の空気入れは使うことが出来ません。仏式に対応する空気入れを購入しましょう。

tern SURGE UNOに乗って感じたこと

最後に、実際にSURGE UNOに乗ってみて感じたことを3つご紹介したいと思います。

一つ目は、スピードを出すことも出来るし、出さないことも出来るし、場所に応じた乗り方が出来ることです。例えば国道沿いを走る際は、一生懸命にペダルを漕ぎ続ければミニベロといえどもかなりのスピードを出すことが出来ます。一方で繁華街や商店街の隙間を走るときは、ロードバイクと違って小回りが効くため、ゆっくりとペダルを漕ぎながら街の雰囲気を楽しみつつ走ることができます。100kmなどのロングライド目的ではなければ、ミニベロは最も良い選択肢だと感じました。

二つ目は、都内の街乗りなら変速機の無いシングルスピードでも全く問題ないということです。もちろん急な上り坂では漕ぐのが大変なこともありますが、ちょっとした上り程度ならスイスイ進めます。ギアを入れ替えるという作業が無い分、シンプルにペダルを漕ぐということを最大限に楽しむことが出来きます。

三つ目は、意外と地面の凹凸の跳ね返りを感じることです。ホイールが小さい分クッション性が少なく、都心のでこぼこしたアスファルトなどでは結構振動を感じます。これはミニベロの宿命でもありますので、シートポストやステム、サドルなどを変えて改善させてみようと考えています。

まとめ

購入してからまだ数回乗っただけですが、移動範囲が広くなったことで今まで知らなかったお店を発見することもあり、休日に毎回どこへ出かけようかと考えることが楽しくなりました。また、ternのデザインは流石で、乗っている時はもちろんですが、室内で保管している時も日々眺めては「かっこ良いな〜。」と感じています。所有欲が満たされること間違いありません。

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